【製造年月】2023年2月
【醸造元】本田商店
【アルコール】16%
【原材料】米、米麹
【原料米】Hyogo Sake 85
【精米歩合】70%
【日本酒度】+3
【酸度】1.6
【アミノ酸】1.8
<蔵元コメント>
江戸時代の享保年間に始まったとされる「新酒番船」は、流行もの、新しいもの好きの江戸っ子に、灘、伏見の「下り酒」の新酒が人気であったことから、最も早く江戸に入港した新酒が、一年間特別高値で取引され、優先的に荷役ができるという特典が付いた競争のことで、大阪樽廻船問屋8軒、西宮樽廻船問屋6軒の計14艘が、西宮浦から、紀伊、熊野、遠州、駿河、相模を抜け、品川まで約3日から5日かけ、第1位の名誉である「惣一番」を目指しました。
これにより「下り酒」の荷揚げ地でもあり、酒問屋が集まった「新川」(現在の東京都中央区新川)は繁栄を極めました。
西宮より少し西の播磨姫路に大正10年創業の本田商店が醸す「龍力」が醸造し、新川の酒問屋である大星岡村のプライベートブランドとして販売してきた、新酒番船をモチーフにした「新川一番船」
を完全リニューアル。
兵庫県が、山田錦を母系統に、交配育成した新酒米「Hyogo Sake 85」を使用し、伝統的な「きもと造り」で、酛立てに30日、醪日数23日でじっくりと醸した特別純米酒として生まれ変わりました。