【製造年月】2025年3月
【醸造元】豊島屋
【アルコール分】17%
【原材料】米、米麹
【原料米】しらかば錦
【精米歩合】49%
【日本酒度】+2
【酸度】1.2
【アミノ酸】1.0
<味わい>
酒米には全量長野県産の「しらかば錦」を使用した限定酒です。
極寒期に丁寧に醸した純米大吟醸酒で、新鮮で心地の良い吟醸香とうま味ありつつ切れの良い後口が特徴です。
<蔵元案内>
激動の幕末、慶応3年(1867年)に生糸販売「マルゴ豊島屋」を創業した初代林新一郎が、明治8年(1875年)に醤油醸造、明治24年(1891年)に清酒醸造部門を設立したことに始まり
ます。
長野県のほぼ中央、信州諏訪盆地、諏訪大社上社のある諏訪市とは諏訪湖を挟んで対岸の岡谷市。
ここは古くから製糸業が盛んで、隣接する塩尻市の五一ワイン創業者・林五一氏もこの岡谷(旧平野村)出身で製糸業を生業としていました。
江戸初期から酒造が盛んだった上諏訪とは異なり、明治以降に異業種から酒造に乗り出した豊島屋は、柔軟な発想で伝統とトレンドを融合させる新しい感性で酒造りを継承しています。
豊島屋のメインブランド「神渡」は、厳寒の諏訪湖を覆う氷に亀裂が入り道のように競り上がる現象の「御神渡」に由来しており、この現象は、国譲りで知られるオオクニヌシの御神子タケノミナカタ
が諏訪に逃れた後に、上宮から妃神となる下宮のある対岸、下方のヤサカトメノカミに逢いに行くための道と伝えられています。