【製造年月】2024年9月
【醸造元】吉田酒造店
【アルコール分】12%
【原材料】米、米麹
【原料米】石川県産「巾着」
【精米歩合】60%
「吉田蔵u」とは?
(1)徹底的なテロワール
吉田酒造店があるのは霊峰白山を有する手取川扇状地です。
この地を地酒と表現するために、「地元の酒米」「白山百年水」「自社培養酵母」で造ってます。
(2)独自製法「モダン山廃」
能登杜氏が得意とする山廃造りを7年かけて研究し、独自に「モダン山廃」を確立しました。
「モダン山廃」の特徴は、低アルコール原酒、微発砲、無濾過、フレッシュな酸味、爽やかな旨味です。
(3)持続可能性の実施
吉田酒造店の酒造りは白山からの恵みがあってこそ。
100年先、1000年先もこの地を表現する酒を造れるよう白山や蔵の周りの田んぼを守る活動、パワーシフトなどを進めています。
自然とヒトに優しい持続可能な酒造りは吉田酒造店のテーマのひとつです。
吉田蔵uの売上の一部を環境保護活動のため継続的に寄付しています。
<酒蔵コメント>
私たちの新たな挑戦の第一章。
能登の米農家・森 賢太さんが50粒から復活させた石川県の在来米「巾着」を使用したモダン山廃のお酒です。
「巾着」は古くは江戸時代の文献で確認でき、加賀藩の年貢米として石川県を中心に広く栽培されていました。コシヒカリの5代前の品種にあたり、記録が残る中では現代のコシヒカリにつながる最古の先祖です。森さん曰く、粒は大きくあっさりとした味が特徴で疲れた体にもなじむお米です。
今回、初めてとなる巾着での山廃貴醸酒。
米の旨味が強い巾着、低アル貴醸酒にするとどのようなバランスになるのか少し心配もあったのですが、瑞々しい甘味と力強い旨味、フレッシュなガス感が一体となり良いバランスに仕上がりました。
乳酸や発酵助成剤などの表示義務のない添加物は一切使用しておりません。